嵯峨敏

嵯峨敏

嵯峨 敏(さが さとし)とは、日本の男性アニメーション演出家、アニメ監督である。1961年10月2日生まれ、秋田県出身。東京デザイナー学院アニメ科(現・東京ネットウエイブ)を卒業した。テレビアニメ『パーマン』での動画担当を皮切りにキャリアをスタートさせ、各社でフリーランスとして経験を積んだ後、ムークアニメーションや日本アニメーション、ビートフロッグなどの制作会社を主な拠点として演出家として頭角を現した。X JAPANの代表曲『Rusty Nail』のアニメーションプロモーションビデオ(1996年)で監督を務めたことで広く知られている。
代表作には、監督を務めたOVA版『HUNTER×HUNTER(ヨークシンシティ完結編)』(2001年)があり、テレビシリーズを手がけた古橋一晃監督のダークなトーンを巧みに引き継いだ重厚な画面づくりを展開した。同作の制作においては、元請会社の方針の中でプロダクション・アイジーやアートランドといった実力派のスタジオを外注先に確保し、安定したクオリティを維持したことで高い評価を得ている。また、アニメーターの橋本浩一と組む、あるいは同じ現場に参加することが多く、演出と作画監督というコンビで挑んだ劇場OVA『パラサイト・ドールズ』(2002年)では、スタッフ間の繋がりからアニメーターの橋本晋治・大下久馬兄弟が同時に参加するという珍しいキャスティングを実現させた。
その他にも『グリーンレジェンド乱』(1992年)の総監督をはじめ、『ハングリーハート』(2002年)、『鋼鉄三国志』(2007年)といった作品で監督を歴任。さらに『ミスター味っ子』『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』などの原画から、『爆走兄弟レッツ&ゴー!』『シスター・プリンセス』『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』『ソードアート・オンライン アリシゼーション』など、1980年代から2020年代にいたるまで、数多くのテレビアニメやOVA、劇場作品において各話の絵コンテや演出を精力的に手がけている。

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