コンテイジョン / Contagion

コンテイジョン / Contagion

『コンテイジョン』とは、2011年にアメリカで公開されたスリラー映画。危険な未知のウイルスが、次々と人間の命を奪い、恐怖というパニックにも感染していく世界を描いている。世界各地で同時多発的に謎の病が発生する。それは咳・発熱を発症後、急激に症状が悪化し、亡くなってしまうという新種のウイルスだ。世界中で感染が広がるこの病に医師たちは敢然と立ち向かう。しかし人々は翻弄され、国家は瞬く間に崩壊していくのだった。ウイルス感染の恐怖を様々な視点から捉えた、リアル感溢れるパニック・スリラー・ムービーだ。

コンテイジョン / Contagionのレビュー・評価・感想

コンテイジョン / Contagion
8

目に見えないものは怖い。

感染していると気がついていない人が感染を広げていて、怖いなと思いました。目に見えない恐怖ってほんとに怖いです。感染しているかもしれない人に向けられる視線とか嫌なものがあって、怖くなるものがあります。パンデミックが起こり、パニックになるのですが、それはウイルスだけのせいじゃなくて、このチャンスで儲けてやろうと思った馬鹿な男のせいでもあったりして、人の闇の部分がよく出ていたなと思いました。テンポも良く、なかなかスリリングな作品でした。しかも、キャストがかなり豪華です。グウィネス・パルトローは最初に感染する女性を演じているのですが、感染後はノーメイクだし、どんどん顔色も悪くなって、ひどい顔で出演しています。グウィネスさんも結構年を重ねてノーメイクなんてきついところはあっただろうに、すごいなと思いました。最後は解剖されちゃいます。ケイト・ウィンスレットさんも贅沢な使い方でした。男の方もジュード・ロウにマッド・デイモンってどれだけ豪華なんですか?!映画は感染経路を明らかにして終わっていて、その終わり方もおもしろいなと思いました。蝙蝠とかが関係しているとは、感染ルートはわからないものだなと思いました。ああ、やはり手洗いうがいは大事だと思いました。