アイルトン・セナ ~音速の彼方へ

アイルトン・セナ ~音速の彼方へのレビュー・評価・感想

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アイルトン・セナ ~音速の彼方へ
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映画アイルトン・セナ~音速の彼方へについて

アイルトン・セナは1960年、ブラジルの裕福な家庭ミルトン・ダ・シルバの長男としてサンパウロで生まれます。4歳の時に父親から与えられたゴーカートに乗り、すぐにレースに夢中になります。天才的なドライビングセンスを持つセナは、若干24歳でトールマンからF1デビューを果たし雨のモナコGPであわや優勝するところでした。翌年からは名門ロータス、マクラーレン、ウィリアムズを渡り歩き、年間タイトルを3度獲得します。1994年サンマリノGPで衝撃的な事故死を遂げた、セナの34年の生涯をレース映像やプライベート映像を交えながら振り返る。宿命のライバル、アラン・プロストとの確執やFIA(国際自動車連盟)会長ジャンマリー・バレストルの政治的圧力に苦悩する日々を本人へのインタビューやチーム関係者、家族などの証言をもとに明らかにしていきます。プロストによると、この映画は忠実ではないという意見もあります。セナとプロストは確執があると言われながらも時々連絡を取っていたようです。1994年サンマリノで、セナがフリー走行時解説席にいたプロストに向かって「アラン君が居ないと寂しいよ」と言うメッセージを送っています。プロストあってのセナであり、セナあってのプロストでした。当時セナのファンで、この映画を観ていない方には是非観て頂きたい映画です。