影廊 -Shadow Corridor-

影廊 -Shadow Corridor-のレビュー・評価・感想

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影廊 -Shadow Corridor-
8

臨場感たっぷり ホントにドキドキする。

このゲームは一人称視点の和風ホラーゲームです。各ステージに散らばる「勾玉」を集め、恐ろしい敵「徘徊者」から逃げながらゴールを目指すものとなっています。
このゲームをお勧めできる主な理由は3つあります。
まず、「主人公は敵(徘徊者)を倒せない」ということです。よくあるゾンビゲームのように敵をドカドカ倒せてしまうと気持ちに余裕が生まれるなどして恐怖要素がなくなってしまいます。このゲームでは敵を倒せないということがより一層プレイヤーの恐怖を煽っています。
二つ目に多種多様な「音」による演出が見事な点です。このゲームは実に様々な音で臨場感、恐怖感を高めています。「ヒグラシの鳴き声」「廊下のきしむ音」「タンスを開ける音」などで和風な臨場感を、「徘徊者の走り回る音」「徘徊者の持つ鈴の音」徘徊者の不気味な「歌声」などでドキドキ感を倍増さています。徘徊者に見つかった時の音は聞くと心臓がキュッ!となりますよ(笑)。
最後に、これが一番重要だと思いますが、「マップやアイテムの生成が完全ランダム」という点があります。動画サイトでは数多くの実況者たちがゲームプレイするので、その動画を見るだけで満足!という人も多く見受けられます。しかしこのゲームはプレイするたびに迷宮が形を変えていくので完全に自分の手で、それも「永久に」ゲームを楽しめます。