未知との遭遇

未知との遭遇

『未知との遭遇』(みちとのそうぐう、原題: Close Encounters of the Third Kind)とは、1977年に公開されたアメリカのSF映画である。スティーヴン・スピルバーグが監督・脚本を務め、世界各地で頻発するUFO遭遇事件と、人類と宇宙人の歴史的なコンタクトを壮大なスケールで描いた。原題は、天文学者J・アレン・ハイネックが提唱した「第三種接近遭遇」(宇宙人と直接接触すること)に由来している。
物語は、世界各地で相次ぐ不可解な怪現象から幕を開ける。ソノラ砂漠で発見された完璧な状態の第二次世界大戦時の戦闘機、ゴビ砂漠に突如現れた無人の貨物船、そしてインディアナポリス上空での旅客機とUFOのニアミス。フランスの科学者クロード・ラコーム率いる専門家グループが調査に奔走する中、インディアナ州に住む電気技師ロイ・ニアリーは、大規模停電の調査中にまばゆい光を放つUFOと遭遇する。
この決定的な体験を境に、ロイは脳裏に焼き付いた「奇妙な山の形」のイメージに激しく取りつかれるようになる。時を同じくして、UFOに3歳の息子バリーを連れ去られた母親ジリアン・ガイラーもまた、同じ山の絵を描き続けていた。山の正体がワイオミング州にある巨大な岩山「デビルズタワー」であることを知った二人は、軍が周囲に敷いた「神経ガス漏洩」という偽の警戒網を潜り抜け、運命に導かれるように現地へと向かう。
その頃、ラコームらの研究チームは、宇宙から返ってきた謎の電波がデビルズタワーの地理座標を示していることを突き止め、そこに巨大なランディングベース(着陸受け入れ施設)を建設していた。彼らがインドの聖地で採取された「5つの音符(五音音階)」のメロディと光を用いてUFOとの交信を試みると、夜空から数々の小型UFO、そして都市ほどもある巨大な母船(マザーシップ)が姿を現す。母船からは、かつて誘拐されたバリーや大戦時のパイロットたちが当時の姿のまま解放され、ついに地球外生命体がその姿を現す。地球側の代表として宇宙へ旅立つ一人に選ばれたロイが母船へと乗り込む中、宇宙人はラコームと音楽のハンドサインを交わして微笑み、人類への親愛を示しながら大空へと帰っていく。
本作は、宇宙人を人類の「脅威」ではなく「友好的な知性」として描写し、ジョン・ウィリアムズによる5つの音符を用いた音楽演出とともに、SF映画史に燦然と輝く金字塔となった。第67回アカデミー賞では撮影賞と特別業績賞(音響効果編集)を受賞。1980年にはマザーシップの内部を描いた『特別編』、2002年にはスピルバーグ自身が再編集を施した『ファイナル・カット版』が公開された。

未知との遭遇のレビュー・評価・感想

未知との遭遇
10

未知との遭遇

平凡な主人公、平凡な家庭、その夫で平凡な電気技師『ロイ・ニアリー』がある日、不思議な現象に遭遇、空から強烈な光を浴びたのだ。その日以来彼の頭の中である映像が執拗に浮かぶ。気が変になったのかと悩みぬく、それを見ている家族も、不審な目で見るようになる。アメリカ各地で同じ現象に悩む人々が増えていく。アメリカ各地で、謎の光るものが増えてゆく。ラコーム博士率いる調査隊が世界中で謎の音を調査している。ニアリーは頭の中のイメージが次第に強くなり仕事には出なくなり、家に引きこもる。頭の中のイメージを再現しようと悪戦苦闘、そんな夫に愛想をつかし子供を連れて出ていった。土を家に投げ入れあるものを作り出す、不思議な山の模型。頭の中に浮かぶイメージ通りの山が出来上がる。テレビのニュースで家畜に伝染病が広がり周囲を閉鎖、ニュースを見たニアリーは驚いた。そこにはイメージ通りの山が映っていた。行動に移すニアリー。その山を目指し車を飛ばす。そこに何があるのか、何が待ち受けているのか、全米から同じような人々が山を目指し集まってきた、この山で何があるのか、何が起きるのか………。ここから先は見てのお楽しみ。想像を絶するスペクタクルな映像の連続で感動のクライマックスにご招待。