吉田一夫

吉田一夫

吉田一夫(よしだ かずお)とは、日本の映画監督である。鳥取県出身。1947年〈昭和22年〉9月13日生まれ。
関西学院大学を卒業後、アメリカ映画の助監督などを経て、1974年(昭和49年)に東宝映画演出部へ入社。主に小谷承靖、木下恵介、市川崑といった日本映画界を代表する巨匠たちの下で助監督や監督補を務め、研鑽を積んだ。市川崑監督の作品では、映画『細雪』(1983年)、『映画女優』『竹取物語』(ともに1987年)、『つる 鶴』(1988年)で助監督を担当し、『ビルマの竪琴』(1985年)、『鹿鳴館』(1986年)、『四十七人の刺客』(1994年)では監督補として作品を支えた。
1989年(平成元年)、浦沢直樹の人気漫画を実写化した映画『YAWARA!』で待望の監督デビューを果たす。さらに1997年(平成9年)には、除草剤の空中散布に反対しボランティアの力を借りて人力での下草刈りに挑んだ実話をもとにしたヒューマン・ドラマ『草刈り十字軍』の監督・脚本を担当。地道な環境運動の奇跡を描いた同作の仕上がりは高く評価され、厚生大臣賞を受賞した。巨匠たちの現場で培った確かな手腕を活かし、商業エンターテインメントから骨太な人間ドラマまで手がけた実力派の映画人である。

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