夏八木勲 / 夏木勲
夏八木勲(なつやぎ いさお)とは、日本の俳優、声優、歌手である。一時期は夏木勲の名義でも活動した。東京府東京市出身。1939年12月25日生まれ。
慶應義塾大学在学中に文学座研究所へ入所し、後に劇団俳優座の養成所を卒業。東映と契約して京都へ拠点を移し、1966年の映画『骨までしゃぶる』でデビューを果たす。同年には映画『牙狼之介』の主演に抜擢され、徹底して役になりきる過酷な撮影や真剣同様の刀を用いた本格的な殺陣を耐え抜き、野性味あふれる男らしい演技で頭角を現した。
1968年に東映を退社して東京へ戻った後は、俳優座同期の地井武男や前田吟らと事務所を結成し、アクション、刑事ドラマ、時代劇、やくざ映画など多岐にわたるジャンルで活躍。1977年の映画『人間の証明』への出演を皮切りに、『野性の証明』や『戦国自衛隊』などの角川映画の常連俳優として地位を不動のものとした。抜群の身体能力を活かし、天守閣からヘリコプターへ飛び移るなどの危険なアクションを吹き替えなしでこなしたほか、アルバイト経験から培った堪能な英語力を活かして外国人俳優とも共演した。キャリアを通じて日本アカデミー賞優秀助演男優賞に複数回ノミネートされるなど、高い演技力が評価された。
晩年は円熟味と重厚さを加え、生涯で300本以上の作品に出演。2012年秋に膵癌を患っていることが判明したが、親友の千葉真一ら一部を除いて周囲には病を伏せ、闘病を続けながら撮影に臨んだ。2012年公開の主演映画『希望の国』では毎日映画コンクール男優主演賞や芸術選奨文部科学大臣賞などに輝いたが、2013年5月11日、多くの未公開作を残したまま死去した。死後には日本アカデミー賞会長特別賞が贈られ、生涯現役を貫いた名バイプレイヤーとしてその功績が称えられている。
- 総合評価-点
- 関連記事数1記事
- レビュー数0レビュー
![RENOTE [リノート]](/assets/logo-5688eb3a2f68a41587a2fb8689fbbe2895080c67a7a472e9e76c994871d89e83.png)