サイコブレイク / PsychoBreak / The Evil Within

サイコブレイク / PsychoBreak / The Evil Within

『サイコブレイク』とは、2014年にベセスダ・ソフトワークスから発売されたサバイバルホラーゲーム。バイオハザードの生みの親として著名な三上真司が指揮している。クリムゾンシティの刑事セバスチャンが大量殺人の通報を受け現場に向かうと、何者かに襲われ意識を失ってしまう。そこは目を覚ますとクリーチャーが跋扈する狂気の世界だった。血とクリーチャーに塗れた不気味な世界を彷徨い、セバスチャンはこの世界は何なのか探る。様々な武器とステージに設置されたトラップを駆使しパラメータを上げながら脱出を目指す。

サイコブレイク / PsychoBreak / The Evil Withinのレビュー・評価・感想

サイコブレイク / PsychoBreak / The Evil Within
9

サバイバルとホラーを1度に体験することができるゲーム

「サイコブレイク」は、サバイバルとサイコロジカル的ホラー要素が巧みに融合されたゲームである。プレイヤーは主人公「セバスチャン・カステヤノス」として、恐ろしい世界を探索しながら生存を図る。緊張感あふれる雰囲気と深いストーリーテリングとなっている。
まず、「サイコブレイク」の最大の魅力は、世界観特有の雰囲気である。不気味な音楽と暗く不気味なステージが、プレイヤー側に圧倒的な恐怖感を与える。そして、登場する敵の予測不可能な行動や、常に変化する環境も緊張感を与える要素となっている。
また、「セバスチャン」の過去や心の闇が徐々に明らかにされていく過程は、プレイヤーをより物語に引き込んでいく。登場人物たちの心理描写や謎解きも巧みに組み込まれており、恐怖を味わうだけでなく、物語の展開にも興味が惹かれるくらいに物語の深さも際立っている。
さらに、ゲームプレイ自体もバラエティ豊かであり、先頭、謎解き、ステルスなどの様々な要素が組み合わさり、単調さを感じさせない。特に、敵との駆け引きやリソース管理がゲームを攻略していく上で重要な要素となっており、戦略性が求められる。
ただし、ゲームの難易度は高めであり、初心者にとっては敵の強さやリソースの制約の厳しさからフラストレーションを感じることがある場合もある。
だが、「サイコブレイク」は独特の恐怖体験と、心理的な深みを兼ね備えており、緊張感あふれるプレイはホラーゲームファンにとって満足のいく体験を提供してくれるゲームとなっている。