天保異聞 妖奇士
『天保異聞 妖奇士』(てんぽういぶん あやかしあやし)とは、ボンズ制作による日本のテレビアニメ作品である。2006年10月から2007年3月まで、毎日放送(MBS)を製作局としてTBS系列にて全25話が放送された。監督は錦織博、ストーリーエディターは會川昇が務め、放送終了後には後日談を描いたOVA『天保異聞 妖奇士 奇士神曲』も制作された。
舞台は天保14年、黒船来航を10年後に控えた江戸の町。異界から現れ人々を襲う怪物「妖夷(ようい)」に対抗すべく、幕府が組織した隠密組織「蛮社改所(ばんしゃあらためしょ)」に属する「奇士(あやし)」たちの戦いを描く。物語の大きな特徴として、漢文学者・白川静の学説に基づく漢字の成り立ち(漢神)を能力の核に据えた点や、浮世絵、寄席、遊廓といった江戸時代の習俗・史実を忠実に反映した重厚な世界観が挙げられる。
本作は制作スタジオを同じくする『鋼の錬金術師』の主要スタッフやキャストが再集結した意欲作であったが、当時の児童・若年層にはその硬派で地味な時代考証や過激な設定が受け入れられず、視聴率は低迷。当初予定されていた4クールから2クールでの終了を余儀なくされた。しかし、国内での評価に反して海外展開では高い支持を得るなど、独自の存在感を放つ作品となっている。
- 総合評価5.0点
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