ライフ・オブ・デビッド・ゲイル / The Life of David Gale

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル / The Life of David Galeのレビュー・評価・感想

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル / The Life of David Gale
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死刑囚の隠された想いとは…!?ラストのどんでん返しに衝撃を受けました

死刑が数日後に迫った死刑囚に女性記者がインタビューをし、真相を探り知っていくというストーリー。
主人公の死刑囚役はどんでん返し系映画で有名なケヴィン・スペイシー。女性記者役はタイタニックで名をはせたケイト・ウィンスレット。
死刑になった理由は、元同僚の女性をレイプした後に殺害したというものです。
死刑囚は元大学教授で、頭もよく、著作もあり、生徒にも大人気、飲み会でも中心となり皆を盛り上げる、誰からも好かれていた教授でした。ただ、そんな順風満帆な中、退学処分にされて逆恨みされた一人の女子生徒にはめられてしまいます。まあ、一夜を女性生徒とともにした主人公も悪いのですが、それによって「レイプされた」と告発され、レイプ罪になってしまう訳です。
そんな事から、妻や子供とお別れをする事となり大学教授を除名され、あげくの果てにアルコール依存症になってしまいます。ただそんな中でも大学の元同僚であった女性だけは友達の関係を続けてくれていました。その友人こそが殺されてしまった被害者だったのです。果たしてそんな彼女を主人公が殺すでしょうか…?女性記者は色々と辿っていくうちに、ある真実にたどり着きます。被害者と主人公が死刑制度に反対する団体に加入していたのです。「冤罪になって死刑囚が殺されてみないと死刑制度があることが誤りだと世間は認識しない」このような会話を本人たちがしていたのです。
さてそれがどう今回の殺人と結びつくのか…?ラストはかなりの衝撃で、さすがスペイシー主演映画!と思いました。2度ほどどんでん返しがあるのでとても楽しめた映画です。2回見ても飽きないと思いますのでお勧めです。