go!go!vanillasの、さわやかなバンドサウンド
go!go!vanillasという4人組のバンドがいます。メンバーは若いですが、所謂いま流行の邦ロックとはちょっと違った雰囲気の音楽で、ファンを増やしています。
公式サイトのプロフィールには「新生代ロックンロール・バンド」とあります。その通り、「ロック」というより、きちんと「ロックンロール」の精神を持っている音楽性を感じます。ロックの中にポップやカントリーのテイストが織り込まれており、現代っぽいキラキラ感よりは、いい意味で少し古くさいサウンドに仕上がっています。
尖った激しさや、感情を押し付けてくるような熱っぽさがなく、さわやかですっと入ってくるような音楽性。粒がそろってしっとり聞けるバンドサウンド、やわらかさの中に芯があるボーカル、詰め込まれずに届けられる歌詞。派手さは少ないですが、幅広い年代、どんなジャンルを好む人にも聞きやすいバンドだと思います。
昔ながらのロックンロールを生かした古くささと、奇をてらった感じの無さは特徴ですが、そこはバンドの化学反応の作用が彼らにも働き、唯一無二の楽曲、存在として成立しています。懐かしいながら新しい音楽に仕上がっています。
ミュージックビデオのおもしろさも秀逸です。ぜひ映像と合わせて、たのしんで欲しいバンドです。