ATOM(映画) / Astro Boy (film)

ATOM(映画) / Astro Boy (film)

『ATOM』(アトム)とは、2009年に公開されたコンピューターアニメーション映画。手塚治虫の漫画『鉄腕アトム』を原作として、香港のアニメ会社IMAGIが制作を手掛けた。2006年『科学忍者隊ガッチャマン』の劇場版と共に製作することが発表され、『鉄腕アトム』ファンを自称するデヴィッド・バワーズが監督に就任した。日本では、手塚治虫の長男である手塚眞が宣伝プロデューサーを務めており、本作の公開キャンペーンとして、8つ目の力を募集する「新型アトム開発キャンペーン」も行われた。公開同年の2009年には、この映画を原作としたPlayStation Potyable向けのアクションゲームがディースリー・パブリッシャーより発売された。
ロボットによって全ての世話をしてくれる、夢のような空中都市メトロシティ。そこで暮らしていたテンマ博士と息子のトビーだが、トビーはある日、実験中の事故によって命を落としてしまった。テンマ博士は悲しみに暮れ、やがてトビーの姿と記憶を持ち、究極のエネルギー「ブルーコア」を搭載した人間にそっくりなロボットを作り上げた。しかし、ロボットが本物のトビーとは違う存在であることを痛感したテンマ博士は彼を拒絶してしまうのであった。自分がロボットであることを知り、ブルーコアを狙うストーン大統領にも追われて地上へ落ちたロボットは、そこに住む子供達と出会った。彼は「アトム」という名を名乗り、自分の居場所を探すために彼らと暮らすことを決意する。

ATOM(映画) / Astro Boy (film)のレビュー・評価・感想

ATOM(映画) / Astro Boy (film)
7

期待してなかったATOMが期待以上の映画だった

「ATOM」は手塚治虫原作の名作マンガ「鉄腕アトム」のCGアニメです。香港のアニメ会社が制作し、2009年に公開されました。

当初主人公のアトムの姿が原作とかけ離れていたため、正直期待感はゼロです。CGだからある程度の変化は仕方ないとは言え、違和感は拭えません。

しかし、いざ本作を見てみると、スクリーンに映っていたのは紛れもなく『鉄腕アトム』でした。

息子トビオを亡くして失意に沈んでいた天馬博士は、息子の代わりにアトムを作り上げます。しかし所詮はロボットです。息子ではないと、アトムを見捨てます。

『ATOM』の中の鉄腕アトムは姿こそ別物ですが、背負ってきた運命は原作とほとんど同じです。
原作も、同じく父親に捨てられ、見世物にされました。過酷な運命に正々堂々と立ち向かう姿は、子供の頃から慣れ親しんだ鉄腕アトムそのものでした。

そしてもう1つ紹介しておきたい点は、声優陣が非常に豪華だということです。英語版の声優陣には、ハリウッドの大物俳優が名を連ねています。天馬博士役のニコラス・ケイジ、ストーン大統領役のドナルド・サザーランドは、驚きの配役です。また物語の重要な人物となるコーラ役は、後に「アナと雪の女王」でアナ役を務めたクリスティン・ベルが担当しています。