姉の結婚

姉の結婚

『姉の結婚』(あねのけっこん)とは、『月刊フラワーズ』(小学館)にて2010年11月号から2014年10月号まで連載された、西炯子による日本の漫画作品。単行本は全8巻。
物語は、30代後半のアラフォー女性・岩谷ヨリ(いわたに ヨリ)が地元へ戻り、結婚や恋愛を諦めて図書館司書として静かに余生を過ごそうと決意するところから始まる。しかし、そんな彼女の前に中学時代の同級生・真木誠(まき まこと)が突如として現れる。真木は既婚者でありながら、かつての肥満体型で根暗だった面影を払拭し、容姿端麗な精神科医となってヨリに執拗なアプローチを仕掛ける。当初は真木のストーカーまがいの求愛を拒絶していたヨリだったが、彼の強引ながらも真摯な想いに触れるうち、封じ込めていた自らの感情と向き合い、複雑な大人の恋模様へと身を投じていく。
「全国書店員が選んだおすすめコミック2012」で5位にランクインするなど、大人の女性を中心に高い支持を得た。

姉の結婚のレビュー・評価・感想

姉の結婚
8

こじらせ女子の

恋愛、結婚に臆病で、コンプレックスを感じている女性ヨリが主人公です。今年40歳になる設定で、恋愛から離れてなかば女を捨てた容貌で淡々と生活していたのですが、昔の同級生・牧が現れたことで愛を求める自分を思い出します。でも、牧はすでに結婚していて…。
このヨリの年の離れた妹が、姉を恋愛・結婚させようと世話を焼いたり助言したりしてくれるのですがなんとも的を得ています。私は恋愛体質なほうで、どちらかといえばこの妹タイプなので助言にはうんうんと頷いてしまいます。そしてヨリの不器用さ、意中の男性への甘えられなさっといったら!もどかしくて、少しいらいらしてしまうことも(笑)。どうして40歳にもなる、頭もよくて仕事もそつなくこなせるようなちゃんとした女が、恋愛になるととんと下手くそなのか理解に苦しみます。それがこの漫画の面白いところ、共感を呼ぶところなんでしょうけど。ヨリが結婚している牧を好きになるまいとして、必死に自分の気持ちにブレーキをかけながら彼との逢瀬を繰り返すところは、なんとも切ないです。
ヨリと牧が結ばれるまでにいろいろなライバルも登場するし、ハラハラして最後まで飽きることなく読み切れる漫画です。