VERSUS

VERSUS

『VERSUS』(ヴァーサス)とは、2001年9月8日に公開された日本のアクション映画である。北村龍平監督による長編デビュー作で、製作はnapalm FIRMS、配給はケイエスエスが担当した。本作はゾンビ、ガンアクション、カンフー、ブレードバトルといった多様なジャンルの要素を組み合わせた「サンプリング映画」として位置づけられ、リアリティを排した無国籍な作風が特徴である。インディーズ製作でありながら、スタイリッシュな映像表現と高い技術力が国内外で評価され、北村の出世作となった。
物語は、護送中に脱走した囚人番号KSC2-303と、彼を迎えに来たヤクザたちが、ある「謎の女」の処遇を巡り衝突するところから始まる。争いの最中に射殺されたはずのヤクザが、死者を蘇らせる力を持つ「黄泉がえりの森」の影響でゾンビとして復活し、一同に襲いかかる。脱獄囚は女を連れて深い森へと逃げ込み、彼らを追うヤクザ、かつて森に遺棄された死者たち、さらに暗殺者や刑事たちが入り乱れる血みどろの抗争へと発展していく。
終盤、激闘を生き延びた脱獄囚の前に、組織を率いる謎の男が姿を現す。物語は単なる脱走劇から、数百年前の過去に遡る男女三人の因縁を巡る宿命の対決へと変貌を遂げ、刀を手にした二人の男による時代を超えた戦いに決着がつけられる。全編を通じて、圧倒的な手数とスピードで展開されるバイオレンスアクションが本作の核となっている。

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