餓狼 MARK OF THE WOLVES / 餓狼MOW

餓狼 MARK OF THE WOLVES / 餓狼MOW

『餓狼 MARK OF THE WOLVES』(がろう マーク オブ ザ ウルヴス)とは、1999年にアーケードゲームとしてSNKから発売された2D対戦型格闘ゲームである。通称『餓狼MOW』。本作は『リアルバウト餓狼伝説』から10年後の世界を舞台としており、イラストレーターのTONKOがキャラクターデザインを担当した。物語の新たな中心には、かつての宿敵ギース・ハワードの息子であるロック・ハワードを据え、前作から唯一続投した旧主人公テリー・ボガード以外の顔ぶれを一新。ギース亡き後の「サウスタウン」で繰り広げられる新たな戦いを描いている。
システム面では、体力ゲージの任意の位置に設定できる「T.O.P.システム」や、攻撃を直前でガードすることで体力を回復させ反撃に転じる「ジャストディフェンス」など、独自の要素を導入。対戦格闘ゲームとしての完成度の高さから、発売から25年以上が経過した現在でも根強い人気を誇る。家庭用移植も多岐にわたり、2001年のドリームキャスト版を皮切りに、PlayStation 2、Xbox 360、スマートフォン、PlayStation 4、Nintendo Switchなど、主要なプラットフォームのほとんどで配信・発売されている。特にドリームキャスト版は、旧SNKが他社ハード向けにリリースした最後のソフトとしても知られる。

餓狼 MARK OF THE WOLVES / 餓狼MOWのレビュー・評価・感想

餓狼 MARK OF THE WOLVES / 餓狼MOW
8

美しいドットで描かれる2D対戦型格闘ゲーム

同シリーズではずっと外見の大きな変化がなかったテリー・ボガードも壮年の男性となり、1980年代を思わせるファッションから、2000年代にいてもかっこいいと思える姿に成長しています。過去作から時間の経過を感じさせる今作は、同シリーズの中でも最高に美しいドット絵で描かれ、超必殺技もパワフルなものになっています。
主人公は今までのテリーではなく、ロック・ハワードと交代。往年のファンであればその名前で気付いてしまいますが、過去作で何度となく登場していた、ボガード兄弟の親の仇であるギース・ハワードの息子です。
彼はテリーと共に行動し、ギースのような悪人ではないようですが、ギースと同じ技であるレイジングストームやデッドリーレイブを使用して相手をKOすると、闇の力に覆われているような様子を見せます。その血は何かしらの不穏なものを内包しているように感じられます。
不知火舞、アンディ・ボガード、ジョー東、キム・カッファンらも本作には直接登場せず、アンディの弟子で不知火流忍術を使う北斗丸、キムの息子のドンファンとジェイファン、極限流の使い手のマルコ・ロドリゲスなどが参戦し、キャラも新鮮な面々になっています。
最終ボスはロックの叔父(ギースの妻の弟)であるなど、新キャラクターが多いながらもSNK作品関連のキャラクターが多いのもファンには楽しめる要素の一つです。