グレイヴ・エンカウンターズ / Grave Encounters

グレイヴ・エンカウンターズ / Grave Encountersのレビュー・評価・感想

グレイヴ・エンカウンターズ / Grave Encounters
6

良い感じにチープ

B級作品を配給する事で有名なアルバトロスの作品。しかし、案外悪くないホラーに仕上がっています。
幽霊の出現する廃病院(精神病院)を撮影に来た心霊現象撮影番組「グレイヴ・エンカウンターズ」。適当にやらせ番組を作るつもりだったが、彼らは本物の心霊現象に遭遇する事になります。
本作品はPOV方式のモキュメンタリーホラーとして製作されています。それが低予算のチープさと良い感じにマッチしており、「胡散臭いけど不気味なホラー」という印象にまとまっています。個人的には同じようなPOV方式の「パラノーマルアクティビティ」などより好みです。あちらはよりリアリティを出すためにPOVを採用していますが、それが面白さにつながっているとは言いがたいので。
前半部は主人公たちがやらせ番組を作る様子がメインで、イマイチ盛り上がりに欠けます。が、幽霊に遭遇してからの後半部はどんどん登場人物が犠牲になっていき、緊迫感を増していくのでそこまで頑張って耐えましょう。
類似作品としては、POV形式ホラー「REC」、前述の「パラノーマルアクティビティ」があげられます。また、医師の幽霊が登場する辺りは「ジェイコブズラダー」っぽいです。