ドラッグ オン ドラグーン2 -封印の紅、背徳の黒- / DOD2 / Drag-On Dragoon 2: Love Red, Ambivalence Black / Drakengard 2

ドラッグ オン ドラグーン2 -封印の紅、背徳の黒- / DOD2 / Drag-On Dragoon 2: Love Red, Ambivalence Black / Drakengard 2のレビュー・評価・感想

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ドラッグ オン ドラグーン2 -封印の紅、背徳の黒- / DOD2 / Drag-On Dragoon 2: Love Red, Ambivalence Black / Drakengard 2
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前作の期待を裏切る駄作

シリーズ1作目のあまりに突出した世界観が好きで2作目を購入しました。
しかしキャラの魅力は前作に遠く及ばず、戦闘の爽快さもまったく感じられないしろものとなっていました。
みな一様に歪んでいたからこそ背徳的な魅力に溢れていた前作のキャラクター達にくらべ、今作は薄っぺらな印象はぬぐいきれません。
戦闘も敵キャラの配置やこちらの技のコンボなど、雑魚を無双する爽快さもなく、武器に込められた魔法もしょぼく感じました。
前作では武器のレベルが上がることで武器のビジュアルも変化し成長していたのが楽しみでしたが、今作はそれもなし。
主人公の性格は品行方正のくせに感情の起伏が少ない。自分が作り出された「真人類」であるという真実に直面した際の動揺もあまりない。
大好きだったヒロインの一人が死んでしまうエンディングでもすんなりそれを受け入れているように思える。
全てのエンディングを見るのにストーリーを最初から最後まで3週もする必要がある上に、各周回での違いもほとんどなくただただ作業時間と化す。
2周目以降は最初から最後まで全ての味方キャラクターが使用可能となるのだが、進行中のストーリー上使えるはずのない場面でも御構い無しに全キャラが使える矛盾が、さらに「ただクリアするためだけの作業」感を増幅している気がする。
このあたりはもう少し工夫が欲しかった。