僕と宇宙人

僕と宇宙人のレビュー・評価・感想

僕と宇宙人
7

異星間交流

学力の高い山本 学が所属する特進クラスに、宇宙人のそらるりが留学してくることから始まるストーリーです。

そらるりの話す言葉は学たち地球人には難解で、さっぱり意味がわかりません。しかし作中では彼女のセリフに注釈などがなく、読者目線でもそのセリフ内容は彼女の表情などから推測するしかないのが面白いところです。同じく宇宙人で、そらるりの従兄弟であるほしりくと二人で会話する際は
ほしりく「ぴ…るり ぱるるぴもぴ せんせるり ぱるもぴぱ」
そらるり「ぴ!?ぱぴ!?」
というやりとりです。

「せんせ」という部分は「先生」のことを表していて、一部の名詞などは日本語の面影を残していることがありますので、なんとなくわかる、けれどやっぱり確証はない、といった感覚です。

そらるりはドーナツが大好きで商品名も覚えていますが、上手く発音できないのか覚え間違えているのか「どなつ」「ふれんぴくるーら」「はにーでぃっぴ」と言ったりしているところが可愛いです。

本作の単行本は全3巻ですが、作者NOBEL氏のWEBページにはこの続きも含め掲載されています。
単行本にはWEBに掲載されていない描き下ろしも収録されています。