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こ、こわい…「富江 アンリミテッド」
私は伊藤潤二さんのホラーは結構好きなのですが、富江はあまり覚えていませんでした。可愛い女の子の富江に取り憑かれた人々の話だな、くらいしか覚えてなかったです。
本作を見ると、とても怖かったです。いろいろなところに富江が現れて、狂ってくる月子に感情移入してしまって、なんだか変な幻覚に悩まされた気分になりました。確かによく考えると、虫に富江とか、ゴミ箱から富江とか、やりすぎな表現も多くて、ここは笑うところかなと思ったりもしました。でも、幻覚とか悪夢ってもうやめてー、て感じのやりすぎなものだし、この表現で正しいと思いました。
富江役の女優さんも目がちょっとつり目で、青白くて、怖いほど美しい人でした。すごく合ってる役者さんを見つけてきたものだなと思いました。まあ、話の内容はちよっとよく分からなくて、結局富江は、もともと怪物なのか、もともとは月子の姉だったのか、理解はできませんでした。でも、原作自体、富江が何なのかははっきりしていなかった覚えがあるので、それはそれでいいのだと思います。可愛らしい女の子はたくさん出てくるし、ホラー映画としても怖いし、何度も見たくなる作品のはずですが、すごく怖かったのでもう見たくないとも思った作品でした。