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「月姫」のキャラクターたちが戦う格闘アクション
元々は同人ゲームとして発売された『月姫』のキャラクターによる格闘アクションゲームとして、同人サークル「TYPE-MOON」(当時)と「渡辺製作所」によって共同制作されました。
発売当初は本作も同人ゲームでしたが、その人気から後にアーケードゲームやプレイステーション2などにも移植され、コンシューマーへの出世を果たしました。
原作通り、主人公の遠野志貴が持つ『直死の魔眼』による『十七分割』も再現されています(とは言っても、ゲーム中で相手の体が分割されることはありません)。
バージョンによっては「メカヒスイ」や「猫アルク」などのおふざけ感満載のオリジナルキャラクターや、『空の境界』の主人公であり志貴と同じ『直死の魔眼』を持つ「両儀式」も登場します。
ゲームシステムとしてはコンボ数の多い連携がメインで、地上連携から打ち上げ、空中コンボで叩き落とすといった組み合わせがほぼ全キャラクターに搭載されています。
通常、ガードでは削りダメージを受けますが、Dボタンによる『シールド』でタイミングよく相手の攻撃を防ぐと削りダメージを防げる上に、マジックサーキット(パワーゲージのようなもの)が上昇。シールドの硬直は長めですが、必殺技や再度シールドでキャンセルをかけることができます。
ガードブレイクなど、防御に回るよりも攻めに徹した方がかなり有利にバトルを展開できることもあり、コンボゲーらしく一撃のダメージは軽いながらもスピーディーな展開が繰り広げられます。
『月姫』ファンはもちろん、キャラクターを知らない人でも楽しめる作品です。