かいりきベア

かいりきベア

かいりきベアとは、日本のボカロP、ギタリスト、ソングライター。学生時代にプレイしていた格闘ゲームのBGMをきっかけにギターを始め、インターネットを通じてヴィジュアル系バンドに加入する。バンドではギターを担当し、海外公演も成功させたが2011年に脱退。同2011年よりVOCALOIDを使用した楽曲の投稿を始め、「ワカレノオト。」でデビューを飾る。2012年には自身が手掛けたGUMIのオリジナル曲「完全懲悪ロリィタコンプレックス」が再生回数10万回を達成し、VOCALOID殿堂入りとなった。2015年、アルバム『IMITATION GALLERY』でメジャーデビュー。以降は企業や作品とのコラボなどでも積極的に活動し、2018年8月、v flowerのイベントのために書き下ろした楽曲「ベノム」を投稿。翌年よりTikTokで同作を使用したダンス動画が流行し、YouTubeで投稿された動画は6000万回超という驚異的な再生数を叩きだした。
2021年には自身が手掛けたボカロ楽曲のノベライズ作品『ベノム 求愛性少女症候群』がMF文庫Jから発売シリーズ化したほか、2022年には『月刊コミックジーン』誌上で、同楽曲のコミカライズ『ベノム 求愛性少女症候群』の連載が開始される。同年、かいりきベア×匿名ボーカリストによる匿名性音楽ユニットプロジェクト「レトベア」を始動。2024年には自身初となるワンマンライブ「病み垢ステロイド」を開催し、活動10年を超えてなお、多くのファンを待ち望まれるボカロPとして第一線を走り続けている。

かいりきベアのレビュー・評価・感想

かいりきベア
8

生きることに苦しみを覚える人なら、きっと共感できます

歌詞は総じて、人生や人間関係に苦しむ弱い存在の視点です。
それでいてアップテンポかつキャッチーなサビは耳に残り、何度も聴いてしまいます。

苦しんでいるからこそ不満もあるわけで、攻撃的で皮肉な部分もあり、そう言った面も含めて共感を覚えました。動画として公開されている曲につけられた一枚イラストは曲の雰囲気に合致したもので、キャラクターは無表情なのも好感を抱けます。ほとんどのイラストであえてVOCALOID的なキャラクターを描いていないのも、キャラクターへの先入観がなく世界に惹き混まれる感覚を覚えました。

アルカリレットウセイやヒトサマアレルギーなど、ネガティブでありながら特徴的なタイトルはそれを見ただけで作者がかいりきベア氏だとわかるほどです。
2018年末期から2019年に発表された曲はベノム、ロジカ、アンヘルなど今までとは異なり短くまとまっていて、また新たな展開を見せています。

フレーズの1〜2文字を早いテンポで繰り返したりする展開は、その特徴的なメロディによって記憶に残りつい口ずさんでしまうことがあり、カラオケでも歌いたくなる曲です。
辛い時、疲れ切ってしまった時にはかいりきベア氏の曲を聴くと癒されます。こういった曲は、あまりJ-POPには見られないように思え、貴重な癒し曲と感じています。