狂い月

狂い月

『狂い月』(くるいづき)とは、ゲームサークル3色ぱんによって制作されたWindows用のダウンロードゲーム。2016年にフリーウェアとしてふりーむ!において公開され、その後ベクターにおいても配信が開始された。サスペンスホラー要素を強く含む謎解き探索アドベンチャーとなっており、対象年齢は15歳以上とされている。謎解きを重視したシナリオと、丁寧に練り込まれたホラー演出、全ての謎が解かれた末の結末で多くのプレイヤーを驚かせたと評されている。ふりーむ!の年間ダウンロード数ランキングである「フリーゲーム・オブ・ザ・イヤー2016」では1位を獲得した。プレイヤーは主人公である神崎満という少年を操作し、閉じ込められた屋敷を探索して謎を解き、脱出の方法を探るというシンプルなゲーム性となっている。エンディングデモとしてノーマルエンドのほか、イラストムービーを含むトゥルーエンドが用意されている。
裏山にある「幽霊屋敷」と呼ばれる廃墟を訪れた神崎満は、雨宿りで屋敷に入ったところ、クラスメイト達と共に閉じ込められてしまう。満とクラスメイトは脱出のヒントを探して屋敷内を探索し、そこがかつて惨劇の舞台となっていたことを知ってしまう。やがて彼らは事件に巻き込まれてしまい、満は自身の過去とも対峙していくことになるのであった。

狂い月のレビュー・評価・感想

狂い月
9

満月の夜に館に閉じ込められて

『狂い月』は、Windows用のフリーウェアホラーゲームです。ネタバレすると初回プレイ時の鳥肌が立つような感動を体験できないので、極力ネタバレしないようにします。
主人公は満という寡黙な少年です。クラスメイトに誘われていわくつきの古い館がある丘の上に行くことになるのですが、突然の雨を凌ぐために館に入るとそのまま閉じ込められてしまいます。中に入った5人で脱出のために館内を散策しますが、しばしば怪奇現象に遭遇し、物語が進むとともに館で起こったある事件の全貌が明らかになります。
ホラーゲームということで途中で幽霊も出てくるので、その類が苦手な人は2人以上でプレイすることをおすすめしますが、このゲームはただの驚かし要素豊富なホラーゲームではありません。ストーリーがとってもおもしろく、TRUE ENDは本当に鳥肌モノです。
主人公サイドの迷い込んだ少年たちの過去を含んだ物語と、かつての館の住人たちの物語の2つが、同時進行で色々明らかになっていきます。ただ別々に追っていくのではなく、キャラクターの関係性がリンクしているのですが、その点がすごいなと感じました。
また、イラストがとても綺麗です。立ち絵はもちろん、エンディングごとに書き下ろされている一枚絵と、クリア後に解放される特典ルームで見ることのできるイメージ絵が、素晴らしく世界観を表しています。それを見るためにもぜひすべてのエンディングを回収してほしいです。
難易度は難しくもなく簡単すぎることもないちょうどいいレベルでした。