ラーメン橋

ラーメン橋

『ラーメン橋』は、1999年10月7日にトミーから発売されたPlayStation用ソフト。戦後から現代に至るまでのラーメン職人の一生を描いた異色のシミュレーションゲームである。キャラクターデザインをもりいくすお、主題歌を嘉門達夫が担当している。
プレイヤーはシベリアから復員してきた主人公・寿秀蔵(ことぶき ひでぞう)となり、父の跡を継いでラーメン屋としての人生を歩む。物語は1950年代から1990年代までの4つの年代で構成され、各時代で巻き起こる様々なトラブルを、持ち前の技術を駆使した「ラーメン勝負」で解決していく。本作のシナリオには力道山や山下清といった実在の著名人をモデルにした人物が多数登場し、戦後日本の世相を色濃く反映している。また、当時の調味料や食材が登場するなど、食文化の変遷もリアルに描写されている。
営業中の態度や勝負の結末によって、秀蔵の人生やグラフィックは変化していく。最終的にゲームをクリアすると、一人の男としての生涯の締めくくりとして、秀蔵の「戒名」や「辞世の言葉」が表示される。一軒のラーメン屋の視点から戦後昭和史を追体験する、他に類を見ないヒューマンドラマ作品となっている。

ラーメン橋のレビュー・評価・感想