モンキーピーク

モンキーピーク

『モンキーピーク』(Monkey Peak)とは、2016年から2019年にかけて『週刊漫画ゴラク』で連載された漫画作品。原作は志名坂高次、作画は粂田晃宏が担当している。2018年には、アニメ配信アプリ『アニメビーンズ』にてWebアニメ化もなされた。本作の完結後もシリーズ展開が続いており、続編となる『モンキーピーク the Rock』が『週刊漫画ゴラク』で2019年から2021年にかけて連載されたほか、スピンオフ作品『モンキーサークル』が『漫画ゴラクスペシャル』にて2018年から2020年にかけて発表されている。物語は一貫して山岳地帯を舞台としたパニックホラーとして描かれており、薬害によって凶暴化した猿の脅威や、猿に扮して真相を隠蔽しようとする人間たちの陰謀に立ち向かう人々の姿を描いている。

モンキーピークのレビュー・評価・感想

モンキーピーク
8

先の読めない展開

何気なく読んでみた感じの漫画だったが、いつの間にか夢中になって読んでいた。社内研修で登山をしている最中に巨大なサルに襲われて人が次々と死んでいき、主人公たちが戦うが、次第に追い詰められていく。まず、サルが襲ってくるという展開はあまり記憶になく、サスペンスものが好きな自分にとってはこの展開のストーリーは初めてで、予測不能な展開で非常に面白く読むことができた。なぜサルが襲ってくるのか。どうやって逃げるのか。どう戦うのか。最初は全く分からなかったことが話が進んでいくうちに徐々に分かってくる面白さ、そして後半になってくると、猿の謎が解けてきて戦い方が分かってきた主人公たちにラストで全貌が明らかになり、最後の方は展開が急に変わってきて予想しなかった終わり方を迎える。読み終わって、満足いく内容。作品は主人公たちの極限状態がうまく描かれており、読み手をハラハラさせる。また、仲間の中に裏切り者がいるという集団心理の描写がうまく、お互いに疑心暗鬼になっていき、仲間同士で憎しみあったりするところにリアルさが出ている。ストーリーのラストは悲しい物語として終わりを迎えることになるが、最後のシーンは少し救われるところがあり、穏やかな余韻を残している。

モンキーピーク
10

最高にハラハラモンキーピーク

ある製薬会社の社員全員が、レクリエーションで訪れた山で次々に襲われ息絶えていきます。犯人は、、猿?果たして生きて帰ってこれるのか、という少しサスペンス要素も入っている漫画です。
社内の人間関係や、それを取り巻く人間の欲、希望、絶望が入り混じってどんどん追い詰められていきますが、そのたびに何とか生きて帰ろうともがきます。猿の仕業だと思って戦っているうちに、猿の仲間がこの中にいるのではないかという展開になり、果たしてそれはだれなのか、という疑心暗鬼を生みます。
途中で社員ではない人も登場しますが、果たして味方なのか、敵は一体何人いるのか。本当に不意打ちして猿が狙ってくるので、見ていてとてもハラハラさせられます。途中で判明しますが、ちょっとあんたが猿の仲間だったんかい、意外過ぎるでしょ!という感じの展開もあります。
最後まで何が起こるかわからない、飽きさせない展開がトントン拍子にでてくるので、とても続きが読みたくなる漫画だと思います。ただ、殺されるシーンや、痛そうなシーンが結構でてくるので、そういったシーンが苦手な方には向かないかもしれません。
しかし展開がテンポよく、希望と絶望を繰り返していて、本当にこちらがいつのまにか感情移入してしまう魅力ある作品です。