T字路s

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T字路s(てぃーじろす)とは、2010年5月に結成した日本のバンド。ボーカル、ギターの伊東妙子(いとう たえこ)、ベースの篠田智仁(しのだ ともひと)によるブルースデュオである。2010年の結成時から創作活動を続けている。ブルースやロックを昇華し、人生の悲喜交交を人間臭く描く楽曲で支持を得た。2015年にカバーアルバム『Tの讃歌』を発表。映画『下衆の愛』やドラマ『トッカイ』への主題歌提供に加え、Eテレ『シャキーン!』の音楽担当など多方面で活躍。2022年には映画『メタモルフォーゼの縁側』の劇伴を担当し、代表曲「これさえあれば」が主題歌としてカバーされた。

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T字路sのレビュー・評価・感想

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酒が似合うブルージーな応援歌

青春時代が過ぎた私たちには、世の中に溢れる「明日に向かって走る」爽やかな応援歌では物足りない…そんな風に感じている人に勧めたいのは、リアルで切ない、人生を謳歌したくなる歌をパワフルに謳う「T字路s」。
ボーカルの伊東妙子の、迫力がありつつも女性らしく可愛らしさと艶を残した歌声には、包み込まれるような不思議な魅力があり、その泥臭くも切ない歌詞で聞く人を強く柔らかく包み込んでくれます。
つらく悲しい事があった日でも、いつもの飲み屋に行ったらみんなが笑顔で、お酒は美味しい。そんな私たちの、良い事ばっかりじゃない、たまに塩っぱくてかっこ悪い日常に寄り添ってくれる懐の深さがあります。
女版トム・ウェイツといってもよい程のハスキーボイスが語るのは、涙と汗の日々とそこにある光。「昭和感」があり「レトロ」でありながら、どこか現代感覚を感じられるのは篠田智仁によるカラフルで楽しいギター。人生っていいなと感じられる、カタルシスある世界観を造り出します。
アルバム「PIT VIPER BLUES」は、一枚聞き終わった後に足取り軽くなんだか踊りたくなる作品。1人ぼっちでも強く楽しく生きて行こうという希望が湧いてきます。

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