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とても人を選ぶ映画。一緒に観る人の人選は注意して
まず言っておくと、私はこの映画を最後まで観ることができませんでした。
「ピーウィー」という成人男性がこの物語の主人公なのですが、この人、ソフトな言い方をすると「とても個性的な人」です。悪い言い方をすれば「変人」「頭がおかしい人」になってしまうでしょう。
彼はおかしなグッズでいっぱいの家に住み、外見もにぎやかな庭を通り抜け、真っ赤な自転車を乗り回して人生を楽しんでいます。突拍子もない発想と、それを行動に移す行動力、そして独特な喋り方。苦手な人はとことん苦手なタイプだと思います。
この映画の監督は、ティム・バートン。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『シザーハンズ』『バットマン』を手がけたことで有名な凄腕監督です。しかしこの作品を作った当時、彼はまだかけだしの監督でした。
予算も無い中で作り上げた世界観は、観る人をかなり選びます。うっかり家族や親友、恋人同士で観てしまうと変な雰囲気になりかねません。「有名な監督が撮ってるし、大丈夫だろう」と思わずに、まずは1人で観てください。
親しい人に勧めるかどうかは、そのあと判断することをおすすめします。
ちなみに私はティム・バートン監督の作品が大好きですが、こればかりはどうにも体が受け付けませんでした。きっと好きな人は好きな作品なんだろうなとは思います。