INI / アイエヌアイ

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『INI』とは、韓国発のオーディション番組「PRODUCE 101」の日本版「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」を通して結成された日本の男性アイドルグループ。愛称は「イニ」。メンバーは、池﨑理人、 尾崎匠海、木村柾哉、 後藤威尊、 佐野雄大、 髙塚大夢、 田島将吾、西洸人、藤牧京介、松田迅の日本人10名と、許豊凡の中国人1名の計11名で構成されている。
所属事務所は、日本の吉本興業ホールディングスと韓国のCJ ENMの合弁企業であるLAPONEエンタテインメント。
2021年6月13日、「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」において、国民プロデューサーと呼ばれる視聴者からの投票によって最終デビューメンバーの11人が決定した。結成後は韓国へ数ヶ月間渡り、合宿形式で歌やダンスのトレーニングを行った。その後、2021年11月3日に1stシングル「A」でデビューを飾った。「A」は初週50万枚を売り上げ、オリコン歴代記録で5位を記録した。2022年4月20日に発売された2ndシングル「I」でも初週50万枚を売り上げ、オリコン史上初となるデビューから2作連続初週ハーフミリオン達成の記録を樹立。
2023年1月7日から8日にかけては、デビューから約1年2ヶ月にして日本武道館での単独コンサートも開催した。

INI / アイエヌアイのレビュー・評価・感想

INI / アイエヌアイ
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INIの進化を見逃すな!メンバー「当て書き」の楽曲がガチハマりの気持ちよさ

2021年に放送された、サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』。
この番組出身の11人で構成されたボーイズグループがINIだ。
前シリーズ『PRODUCE 101 JAPAN』出身のJO1の成功があり、期待の反面、「影が薄くなるのでは?」という二番煎じの心配もなかったわけではない。

ところが、フタを開けてみるとその快進撃に舌を巻く。
メンバーの個性と人の良さ、それらを引き出してファンに提供していく運営の努力。
YouTubeでは楽しそうな仲良さげな彼らを見ることができる。
その一方で、生み出されるのは大胆かつ緻密に組み上げられた楽曲とパフォーマンスのギャップだ。
彼らは確実にファンを増やしている。

ドラマや映画の脚本のように、INIの楽曲はメンバー1人ひとり「当て書き」したような構成になっていることが多い。このキャスティングがガッチリとハマっているのが気持ちいい。
11人の個性と強みを活かしたパフォーマンスは、そのドラマ性で見ている我々を引き付ける。

まずは低音ラップの田島、西、池崎が、自分の中に眠っていた焦燥や不安を煽る。それでいいのかと「問題提起」のパートが始まり、聴いている側に共感を生む。
そこに後藤、佐野、松田が甘いスパイスを振りかける。少し離れた場所から、王子たちがそっと手を差し伸べてくるのだ。
そして突然目の前が開けたと思ったら、そこに立っているのは藤牧。彼は広くて神聖な場所を生み出す「空間」のエキスパートでもある。
そして、尾崎、許という天使が導く先に、髙塚という光の柱が立っているのを目撃するのだ。
最後にたどり着くのはリーダーでもある木村のパフォーマンス。楽曲の咀嚼力が高い木村だが、男臭い楽曲でも彼に掛かると品の良さが加わってしまう。

完全なファン投票で選ばれた見た目も性格もバラバラの個性たち。彼らがまとまるのは、やはり木村の存在感と安心感なのだろう。何より、1位で選ばれた木村はパフォーマンスと同じくらい人間性の評価が高い。
もちろん、メンバーもドラマを任せるのに充分な実力を持っている。

これでもまだ、INIは進化の途中だ。
確立されたドラマの枠を超えて、これからも新しい楽曲のケミを生み出してほしい。

INI / アイエヌアイ
9

グローバルボーイズグループINI

INIはPRODUCE 101という韓国発のオーディション番組で、国民プロデューサーと呼ばれるファン投票によって結成された11人グループです。ダンスの経験者も未経験者もいますが、とてもバランス良い11人です。パフォーマンスももちろん魅力的ですが、メンバー全員の仲の良さが一番の推せる理由です。仲が良いのは馴れ合いではなく、ちゃんと意見を出し合って良くない所は指摘しあえる関係性であることで、それが自然とパフォーマンスやグループの空気感として表れていてより夢中にさせられるのです。
韓国の番組からの結成なので、K-POP感のある楽曲やダンス、フォーメーションも素晴らしいのですが、K-POPというジャンルには当てはまらないINI独自のジャンルとして成立しつつあります。敢えて踊らずタオルを回して盛り上がることが出来るバンドサウンドの曲もあるので、ロックフェスでも十分にやっていけるのがグループとしての強みになっていくのでしょう。
そしてファンとの距離感も素晴らしい点です。ファンの事を「MINI」と呼び(こちらもファンからの提案の中から選ばれました)、とても近い距離で話してくれて身近な感じがしますし、MINIを楽しませようとしてくれているのが伝わり、お互いに支え合う関係性によってさらに応援したくなるアイドルグループです。