中村獅童（2代目）

2代目・中村獅童（なかむらしどう）とは、東京都出身の歌舞伎役者、俳優、声優、歌手。歌舞伎の名門である小川家に生を受け、6歳から日本舞踊と長唄を始める。1981年、わずか8歳で二代目中村獅童として歌舞伎座『妹背山婦女庭訓』の「御殿」に出演する。中学時代はロックバンドを結成して歌舞伎から離れていたが、大学中退後に復帰。20代半ばからは歌舞伎への出演と並行して俳優のオーディションを受け始める。しかし、2002年公開の映画『ピンポン』で準主役の座を射止め、日本アカデミー賞、ゴールデン・アロー賞（映画新人賞）、ブルーリボン賞、日本映画批評家大賞、毎日映画コンクールの各新人賞5冠を総なめにしたことを機に多数のドラマや映画に出演する。2004年の映画『いま、会いにゆきます』の主演で人気を博し、同作は自身の代表作としても知られるようになった。幅広い役柄を演じ分ける高い演技力で、本業の歌舞伎のみならず様々なジャンルの作品でマルチな活躍を続けている。