グレゴリー・ペック / Gregory Peck

グレゴリー・ペック / Gregory Peck

グレゴリー・ペック(Gregory Peck)は、アメリカのカリフォルニア州、サンディエゴ出身の俳優。ボート競技の選手としてオリンピックを目指していたが、怪我により挫折。以降は薬剤師だった父の影響で医学を学ぶも、演劇に興味を持ったためニューヨークの俳優養成学校へ入学する。ニューヨークの俳優修業中、劇場案内人やタクシー運転士などの様々な職を経験し、以降の自分の演技に生かしたことを後に語っている。ブロードウェイの劇場での俳優デビュー後、1944年に映画『炎のロシア戦線』(別題:栄光の日々)で映画デビュー。1946年の『子鹿物語』でアカデミー主演男優賞にノミネート、その翌年の1947年には『紳士協定』でも主演男優賞にノミネートと、2年連続で賞レースを騒がせ、一気にハリウッドでも指折りのスターとして躍進する。1953年に出演した『ローマの休日』では主演女優のオードリー・ヘプバーンの才能をいち早く見抜き、作品を大成功に導く慧眼も発揮した。1976年のオカルト映画『オーメン』以降は、従来の紳士的なイメージから打って変わって性格俳優としての風格を発揮し、カルト映画のファンからも一目置かれる名優となっていく。1996年に現役を引退することを表明したが、2年後の1998年にはテレビ映画『モビー・ディック』に出演。以降はテレビを中心に活躍した。2003年6月12日、87歳で死去したことが発表された。

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