スティーブン・ダルドリー / Stephen Daldry

スティーブン・デーヴィッド・ダルドリー CBE（Stephen David Daldry CBE）とは、イギリスの演出家、映画監督、映画プロデューサーである。1960年5月2日生まれ。1985年から1988年までCrucible Theatreで舞台製作に携わり、これまでに100本以上の舞台を手がけている。1994年の『An Inspector Calls』でトニー賞を受賞。また、2度のローレンス・オリヴィエ賞、2度のトニー賞受賞を含め、数々の賞を受賞している。2000年に『リトル・ダンサー』で映画監督デビュー。本作は舞台の大胆な演出手法を取り入れて絶賛され、アカデミー監督賞にノミネートされるなど批評的にも興行的にも成功を収めた。2002年の『めぐりあう時間たち』は、時代・場所の異なる3人の女性の1日を交互につなぎ合わせて描き、それぞれの時代を演じたニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープの3人がベルリン国際映画祭銀熊賞を共同受賞した。また、アカデミー賞9部門にノミネートされ、ニコール・キッドマンが主演女優賞を獲得。ゴールデングローブ賞作品賞も受賞した。2008年の『愛を読むひと』でもアカデミー監督賞にノミネートされ、名実ともにイギリスを代表する映画監督の地位を固める。その他の監督作品も、ほとんどの作品がアカデミー作品賞か監督賞にノミネートされており、舞台、映画両方で成功を収めている。