アンソニー・マラス / Anthony Maras

アンソニー・マラス（Anthony Maras）とは、オーストラリアの映画監督である。2018年の映画『ホテル・ムンバイ』、短編映画 『Azadi』、『Spike Up』、『The Palace』を監督した。彼の処女作である『Azadi』は、オーストラリアの収容施設に収容されているアフガニスタン難民の窮状を描いた、オーストラリア映画としては初の試みだった。本作と次作である『Spike Up』と同様に、オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞（AACTA賞）の最優秀短編小説賞を受賞した。1974年のトルコによるキプロス侵攻を描いた短編映画『The Palace』は、2011年のテルライド映画祭で初公開され、2012年のAACTA賞で最優秀短編小説映画賞と短編映画最優秀脚本賞を含む数々の国際的賞を受賞した。バラエティ誌による「2018年注目すべき映画監督10人」に選出されている。2008年のインド・ムンバイ同時多発テロ事件で実際に起きた人質脱出劇をデブ・パテル主演で映画化した『ホテル・ムンバイ』で、長編監督デビューを飾った。