サイン / Signs

サイン / Signs

『サイン』とは2002年に公開されたアメリカのSFサスペンス映画。一時期大きな話題となったミステリーサークルの謎を題材にした映画で、宇宙人襲来のパニックを描きつつ、ある家族の再生と主人公の信仰心を扱った異色作。妻の不慮の死で信仰心を失った男グラハムの営む農場に、ある日突然ミステリーサークルが出現する。それと共に世界中でUFOや宇宙人が目撃。人々は宇宙人の襲来から神の啓示によって救われるのか、それともただの不幸な出来事となるのか。宇宙人から家族を守る鍵はなんとグラハムの信仰心だった。

サイン / Signsのレビュー・評価・感想

サイン / Signs
5

敵が怖くない

「シックス・センス」のM・ナイト・シャマランの作品です。
家族で田舎に住んでいるのですが、子どもたちが家の周りで変なものを見て、みたいな話です。子供は喘息なのですが、そのことが命を救ったり、野球のバッドも意味があったり、伏線があっておもしろいです。でも、子どもらが見るという未確認動物はなんか子どもが描く宇宙人みたいであまり怖くありません。そのもの自体が映るまでは何が出てくるのだろうと怖いのに、実体が見えると怖くないなんてちょっとなあと思います。それで最後に出てくるのも、予想通り、宇宙人だから、なんだ、という感じがします。なんかまた、別のものが出てきたり、お父さんの妄想とかそういうオチかなと最初思っていました。「シックス・センス」でどんでん返し系の監督かなと思っていたので、そこはがっかりです。
でも、父親の弟役のホアキン・フェニックスはいかにもおじちゃんという感じでいいかんじだし、メル・ギブソンも暗い感じではあるけどかっこいいです。この監督さんの作品は結構たんたんと進むので、あまり盛り上がりもありませんが、それなりにおもしろいし、あまり考えずに見るのには適してるかなと思います。子どもたちも可愛らしいので、一度は見てもいいかなと思います。