大九明子

大九明子

大九明子(おおくあきこ)は、神奈川県横浜市出身の映画監督、脚本家。大学時代にアングラ学生劇団「実験劇場」への入団やコント集団で経験を積む。大学卒業後は一度就職するも退職し、タレント養成所であるスクールJCAに1期生で入学。卒業後はピン芸人の億田明子として活動を始める。億田明子名義での活動中に通っていた映画美学校第1期フィクション・コース高等科在学中の1999年に、映画『意外と死なない』で監督デビュー。以降は映画やテレビ番組の監督や脚本を手掛け、2017年に監督した映画『勝手にふるえてろ』で第30回東京国際映画祭の観客賞を受賞。2020年の映画『私をくいとめて』では、第33回東京国際映画祭 TOKYOプレミア2020部門の観客賞、および東京都知事賞受賞を受賞。さらに、翌2021年には同作で第30回日本映画批評家大賞の監督賞も受賞している。百田尚樹の小説を実写映画化した『モンスター』などをはじめ、生々しい心理描写を活かした作風に定評がある。

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