ダーレン・アロノフスキー / Darren Aronofsky

ダーレン・アロノフスキー（Darren Aronofsky）は、アメリカの映画監督、脚本家。学生時代に映画制作を学び、1996年から『π』の制作を始め、1998年のサンダンス映画祭において最優秀監督賞を受賞する。2000年にはヒューバート・セルビー・ジュニアの同名小説が原作の映画『レクイエム・フォー・ドリーム』を手掛け、普通の人々が麻薬に溺れていく姿を鋭く描き出したことで話題となった。2008年公開の映画『レスラー』が第65回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞し、2010年公開の『ブラック・スワン』でアカデミー監督賞にノミネートされた。なお、同作では主演を務めたナタリー・ポートマンがアカデミー主演女優賞を受賞している。スタイリッシュで難解、かつ人間の心理を鋭く描き出す手法で多くの考察を呼ぶ作風が特徴。私生活では2001年の夏にイギリスの女優レイチェル・ワイズと交際を始め、2006年に長男が誕生しているが後に破局。以降は協力して育児に取り組むという意思を表明して話題となった。