尾美としのり

尾美としのり

尾美としのり(おみとしのり)は、東京都目黒区出身の俳優。幼稚園時代に劇団ひまわりに入所し、本名の尾美利徳(読みは同じ)名義で活動を開始する。7歳でテレビドラマ『走れ!ケー100』第15話にゲスト出演を果たし、ザ・ドリフターズの『チョットだけョ 全員集合!!』で、1973年に映画デビュー。NHK教育テレビの道徳教育ドラマ『みんななかよし』で主演を務め、13歳で市川崑監督映画『火の鳥』で正式なデビューを飾る。1982年、17歳で大林宣彦の監督映画『転校生』の主役の一人に抜擢され、注目を集める。以降、大林作品に19本出演と、同監督作品の看板俳優として活躍する。テレビドラマでは1989年から『鬼平犯科帳』に木村忠吾(うさ忠)役でレギュラー出演し、宮藤官九郎脚本作品に頻繁に出演していることでも知られている。2005年の宮藤官九郎作・演出による舞台『七人の恋人』では、7演目中、「転校生の尾美くん」「鬼としのり」「むねさん」など、それぞれ毛色の違うキャラクターを演じたことで、その高い演技力に注目が集まった。趣味は料理とプロレス観戦。10代の頃はプロレスラーに憧れて筋トレやプロテイン摂取に勤しんでいたが、身長が足りずに挫折したことを、テレビ番組『徹子の部屋』で明かしている。

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