加藤剛

加藤剛

加藤剛(かとうごう)は、静岡県榛原郡白羽村(御前崎市)出身の俳優。高校時代に所属していた柔道部の先輩の誘いで演劇の舞台に立ったことがきっかけとなり、同時期に実家でチェーホフの戯曲を読んだこともあって、俳優を志すようになる。大学4年の時に俳優養成座に所属し、1962年10月1日放映開始のテレビドラマ『人間の條件』に抜擢される。以降は安部公房作の舞台『お前にも罪がある』で「男」を演じ、演出上傾いた舞台装置「男の部屋」上で2時間の連続演技を行うという難関にも果敢に挑戦した。テレビドラマ『大岡越前』で長年にわたり主演の大岡越前役を演じていることでも知られ、加藤は同役を足掛け約30年間、2006年放送の最終回スペシャル版を含めれば36年間にも及ぶ長きに渡り演じ続けていた。芸能活動以外では、厚生労働省の「健康日本21推進国民会議」の委員を務め、健康大使にも任命されている。このほかの代表的な出演作には映画『砂の器』などがある。2018年6月18日、胆嚢がんのため東京都内で死去。80歳没。

加藤剛のレビュー・評価・感想