アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 / Alice Through the Looking Glass

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 / Alice Through the Looking Glass

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』とは2016年公開のアメリカの3D映画。2010年公開の『アリス・イン・ワンダーランド』の続編。ティム・バートン製作・製作総指揮。監督は ジェームズ・ボビン。3年の船旅から戻ったアリスが青い蝶のアブソレムに導かれ、鏡の中に入り再びアンダーランドを訪れる。そこで病んでいる親友のマッド・ハッターを救うために過去に遡り、過去を変える時間の旅に出る。ヒットした前作と比べアメリカ、日本ともに興行成績は振るわず、厳しい評価になった。

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 / Alice Through the Looking Glassのレビュー・評価・感想

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 / Alice Through the Looking Glass
4

映像は綺麗だけど、ラストに無理があった。

ジョニー・デップの奇抜なメイクで有名な、アリス・イン・ワンダーランドの続編。主人公のアリスが、再びワンダーランドに繋がる鏡の中へと入っていく。ジョニーデップ演じるマッドハッターの家族は、数年前に亡くなったとされていたが、実は生きているのではないかという疑惑が生まれ、その真実を突き止める為に時空を超えてアリスが冒険をするという作品。今回の作品には、タイムという「時間そのもののキャラクター」が新キャラとして誕生している。アリスはタイムからの警告を無視し、タイムから時間を盗み、マッドハッターの家族の真実を突き止める為過去にタイムスリップする。正直映像は前作よりもかなり綺麗で、幻想的で素晴らしかった。今回は時間がテーマという事もあり、作中にでてくる大きな時計はキラキラ輝いていて魅了された。しかし、アリスが時間を盗んでしまったせいで時は狂い、あともう一歩のところでアリスは時間の返却に間に合わず時は止まってしまった。最終段階でバッドエンドとして終わりかけたその時、何故かいきなり、返却に間に合わなかったはずの時間が、実は間に合ってましたといわんばかりにいきなり時が動き出しいきなりハッピーエンドとなって映画は終わった。映像は綺麗だがラストのハッピーエンドにはやや無理があるような気がした。