失恋ショコラティエ

失恋ショコラティエ

『失恋ショコラティエ』(しつれんショコラティエ)とは、水城せとなが『月刊フラワーズ』本誌にて連載していた漫画。物語は完結しており、単行本は同社のフラワーコミックスαから全9巻発行されている。
また、松本潤主演でテレビドラマ化されており、2014年1月から3月まで放送された。
ショコラティエである主人公・爽太を中心に、高校時代からの憧れの女性サエコ、チョコレートショップの同僚で年上の薫子、片思い仲間のえれなとの間の、甘くほろ苦い恋愛模様とそれぞれの切ない思いを描いた恋愛ストーリーとなっている。

失恋ショコラティエのレビュー・評価・感想

失恋ショコラティエ
10

ドラマ化もされた失恋ショコラティエは漫画もとにかく面白い

ドラマ化もされた『失恋ショコラティエ』の原作漫画です。
「片思い」がテーマで様々なキャラクターの恋愛模様が複雑に絡み合っています。
主人公の小動爽太を軸にその周囲を囲む人々のラブストーリーが繰り広げられます。
登場人物たちはみんなが恋に一生懸命ですが、簡単には報われない切なさやもどかしさが描かれています。
物語の特徴としては、登場人物のほとんどが片思いをしています。
主人公である爽太は高校生の時に紗絵子という1つ年上の先輩に恋をします。
紗絵子を一途に想い続け付き合うことになりましたが、紗絵子には本命の彼が他にいました。
失意のどん底に落ちた爽太は、紗絵子が大好きなチョコレートを作るために単身フランスに飛びました。
数年後、フランスの有名店のショコラティエになった爽太は日本支店に勤めるため日本に戻ることになり、そこで紗絵子との再会を果たします。
紗絵子にお願いがあると言われ舞い上がる爽太。しかし、紗絵子のお願いとは結婚式のケーキを作ってほしいということでした。紗絵子は別の男性と婚約していたのです。
その話を聞いた友人のオリヴィエや同僚の薫子からはやめておけと言われますが、爽太は諦めないと決意しました。
人妻となった紗絵子、同僚の薫子、モデルのえれなの登場など、物語が進むたびにドロドロになっていく恋愛模様はとても面白く、続きが気になります。
何人もの気持ちが複雑に絡み合う、リアルな恋愛模様を描いた作品で、名言や教訓などが含まれる名作です。
また、作中に登場するショコラもとても魅力的です。ぜひショコラとともに読んでみてください。