学園アニメ・漫画感想
まんがタイムきららキャラットに2017年より連載中の漫画作品で、高校の地学部を中心とした青春物語となっていて、2020年1月から3月にかけてアニメ化もされました。
主人公・木ノ幡みらが幼いころに出会った真中あおと小惑星を見つけると約束を交わし、高校に入って再会した2人は入部した地学部の活動を通して色々な視点を見つけていくといった流れで、所謂地学系女子(通称ジオジョ)達の活動を描いていく青春ものといった作風になっています。
本作は所謂「きらら」系作品の系譜で全体的に百合的な印象が強い傾向になっていますが(特に主役がみらとあおの女子2人という点もそう感じさせる一端となっています)、本作に関しては前述のように地学を扱っているだけあって、天文学、地質学に関してかなり詳しく描写されていて、これに関しては著者のQuro先生の高校時代の経験が基づいてるのと、連載に関して調べながら描いたという経緯があり、また、アニメ版では主人公たちが住んでいる町は架空ながら、宇宙センターなど事前に取材した事もあってかなりの再限度になっている事に驚かされます。
地学関連に関して関心がない場合、あまり面白みを感じづらい印象は否めませんが、全体を通して温もりのある作風は個人的には好感が持てました。