キスから始まるものがたり / The Kissing Booth

キスから始まるものがたり / The Kissing Booth

『キスから始まるものがたり』(キスからはじまるものがたり、The Kissing Booth)とは、2018年5月11日に配信されたアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画。監督はヴィンス・マルセロ、主演はジョーイ・キングが務めた。本作はベス・リークルスが2013年に発表した小説『The Kissing Booth』を原作としている。
ロシェル・エヴァンズ(エル)とリー・フリンは同じ日に同じ病院で生まれた。ずっと仲良しの2人の中には、この関係を維持するため、「お互いの親族に恋をしない」というルールがあった。高校生になっても仲良く学校生活を送っていた2人だったが、ある日、エルがひょんなことからリーの兄とキスをする。その行動は、2人が友情維持のために築いたルールに反していた。

キスから始まるものがたり / The Kissing Boothのレビュー・評価・感想

キスから始まるものがたり / The Kissing Booth
8

これぞ青春!友情と恋愛で揺れ動く最高に可愛い王道スクールラブコメ

ネットフリックスで2018年に公開されたこの作品は、まさにスクールラブコメの王道。デートもしたことのない女子高生エルは、学校のとあるイベントで幼馴染の大親友リーとキスブースを作ることになる。またひょんな偶然から、リーの兄・ノアとファーストキスをしてしまう。そのファーストキスの相手、ノアは学校一の超絶イケメン。勉強もスポーツとばっちり、寄ってくる女の子は数知れずのプレイボーイ。エルはどんどんノアに惹かれ、ノアもエルに惹かれ始める。しかし親友リーと小さいころから決めている約束事のため、エルはノアへの気持ちをひた隠す。エルはノアとの恋か、リーとの友情かで揺れ動く。
この映画が他のラブコメより抜きん出てお薦めなのは、こんな男子いないだろう!とつっこみたくなるパーフェクトイケメンのノアと、表情をクルクルと変えるとってもキュートなエルが、LAの有名スポットで可愛いデートを重ねるシーンである。そこに流れるカルフォルニアにぴったりの音楽が、これぞ青春!と懐かしい気持ちにさせてくれる。そして、リーとの友情。こんな親友ほしかった!ときっと誰もが思うはず。また、昔日本で流行ったゲームセンターの「ダンスレボリューション」が登場して、そこでかかる90年代の日本の音楽がちょっぴりスパイスになっている。
王道ラブコメにどっぷりつかり、青春時代を懐かしみたいときにお薦めの一作だ。