世の真理
『機動戦士ガンダム』監督・富野由悠季が世に送り出した最高傑作です。
小中学生の道徳の教科書に掲載してもよいのではないかと思うくらいオススメです。
1970~1980年代生まれのアニメオタクの方はもちろん見たことがある!日本アニメを語る上で必至!くらい定番の作品かと思います。
おそらくガンダムよりもイデオン!という方も多いのではないでしょうか。
一言でいえばこのアニメは生命のすべてを描いている作品だと思います。
人々の争い、いがみ合い、愛、友情、生命の循環…すべてが詰まっています。
ラストシーンは人類として追い込まれる状況のなか、人としてどう生き残っていくか?絶望にどう立ち向かうか?どんな感情を持つか?が繊細に描かれています。
ロボットアニメということで女性はなかなかとっつき難い作品かもしれませんが、女性へもおすすめです。
たくさんの魅力がある作品ですが、一つピックアップすると、戸田恵子演じるカララ・アジバとそのキャラクターの姉、ハルル・アジバの姉妹の話は特に姉妹を持つ女性にとっては共感できる部分もあると思います。
奔放に活動し女性としての幸せを手に入れる妹、父からの期待を背負い、一家の長子とし、女としての幸せを得ることすら許されず育てられた姉。
アジバ家の最後のシーンには胸打たれます。
『新世紀エヴァンゲリオン』庵野秀明監督にも影響を与えた作品です。
イチオシアニメなので男女世代問わず見ていただきたい作品です。