渡辺謙 / Ken Watanabe

渡辺謙 / Ken Watanabe

渡辺謙(わたなべけん)は、新潟県北魚沼郡広神村(現:魚沼市)出身の俳優。芥川比呂志演出による演劇集団 円公演『夜叉ヶ池』を観劇した際に感銘を受けて俳優を目指し、同劇団附属の研究所に入所。1984年に『瀬戸内少年野球団』に出演して映画デビューを果たし、1986年のNHK連続テレビ小説『はね駒』にも出演するなど徐々に人気と知名度を獲得し始める。1987年のNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』で主人公の伊達政宗役を演じ、当時の大河ドラマ史上最高の平均視聴率を獲得したことで一躍国民的俳優となる。俳優として順調にキャリアを積み重ねる中、映画初主演となるはずであった『天と地と』の撮影中に急性骨髄性白血病を発症して降板。一時は生命にかかわる事態に陥るが、1年の闘病を経て俳優として復帰する。海外映画初出演となった2003年のアメリカ映画『ラスト サムライ』において、同年度の第76回アカデミー賞助演男優賞ならびに第61回ゴールデングローブ賞の助演男優賞、第30回サターン賞の助演男優賞にもノミネートされるなど、主要な映画賞を総なめする高評価を獲得した。この作品に拠点を海外に移し、世界各国において映画を中心に、舞台やテレビドラマ、コマーシャルと幅広く活動する、日本初の国際的俳優として名を連ねるようになった。

渡辺謙 / Ken Watanabeのレビュー・評価・感想