香川照之 / 市川中車

香川照之 / 市川中車

香川照之(かがわ てるゆき)は、東京都出身の俳優、歌舞伎役者、ボクシング解説者、実業家、司会者。元宝塚の娘役として知られる浜木綿子と歌舞伎役者の二代目市川猿翁の元に誕生する。大学卒業後は俳優志望でなくTBSテレビでアシスタントディレクターとして働き、退職後に「親の七光り(本人談)」を利用して俳優の道を歩み始めた。2009年に南京事件を題材にした映画『ジョン・ラーベ 〜南京のシンドラー〜』にて昭和天皇の叔父・朝香宮鳩彦王役を演じ、同映画製作を記念する「ラーベ平和賞」の第1回受賞者に選ばれる。2010年には映画『劒岳 点の記』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。実力派俳優として名を馳せるようになっていく。2013年放送のドラマ『半沢直樹』では主人公の宿敵である大和田暁を熱演し、最終回の土下座シーンの気迫ある演技が話題となった。2011年に九代目市川中車(いちかわ ちゅうしゃ)を襲名することが発表され、俳優・タレントと歌舞伎役者で2つの名前を使い分けて活動している。大の昆虫好きであり、2018年には昆虫のイラスト入り子供服「Insect Collection」のインターネット通販や、香川と交流するオンラインサロンなどの事業を手掛ける会社を設立するなど認知度上昇に貢献し、同年に見つかった新種の昆虫には自身の名がつけられている。

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