北大路欣也

北大路欣也(きたおおじ きんや)は、京都府京都市紫竹出身の俳優、声優。戦前の時代劇から戦後の東映時代劇全盛時代に活動した映画俳優の市川右太衛門を父に持ち、自身の芸名の「北大路」は、右太衛門の邸宅が京都市内の北大路に在ったことから、右太衛門が「北大路の御大」と呼ばれていたことを由来としている。1956年に映画『父子鷹』で勝海舟の少年時代を演じて俳優デビューを果たし、「東映城のプリンス」として売り出される。大学卒業後の1964年に『シラノ・ド・ベルジュラック』で舞台デビュー、その後は劇団四季にたびたび客員参加した。1968年、25歳の時に大河ドラマ『竜馬がゆく』で主演を務め、その後も『独眼竜政宗』や『北条時宗』などの作品で多数出演する、大河ドラマの看板俳優として知られるようになった。声優としての活動も広く知られ、2007年からはソフトバンクモバイルの「ホワイト家族24/ホワイトプラン」などの『白戸家』シリーズCMでお父さん犬の声を演じていることでも有名である。私生活では15歳の時から13年間交際していた一般女性と1977年に結婚し、2007年に紫綬褒章を受章した際の祝賀パーティーでは妻への感謝の言葉を述べるなど、愛妻家としての顔をのぞかせている。
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