サスペンスというよりホラー
精神科病棟のある島での事件を解決しに刑事がやってくる話です。主役は、レオナルド・ディカプリオで、なかなか渋くてかっこいいです。相棒はマーク・ラファロです。彼はカメレオン系で役柄によって、顔が変わるので最初誰だかわかりませんでした。一応、サスペンス映画に入る映画なのでしょうが、音楽がすごく怖いし音が大きいし、島の精神科に入っているのも隔離しないといけない危険な人が多い、ひどい過去を持つ人なので怖いです。刑事は事件を追ううちに追い詰められていきます。そして、衝撃の事実が明らかになります。刑事は刑事ではなく、刑事だと思い込んでいる患者で相棒は看護師だったのです。ディカプリオは自分の過去の犯罪を背負いきれず、現実逃避しているということで、周りは彼の妄想に付き合うことで治療しようとしていたのでした。そのオチを知ってから、もう一度最初からみると、なるほどなと思うところが多かったです。2度美味しい作品でした。彼の過去もかわいそうなもので、見ていて辛かったです。その後、最後の展開は悲しいものでした。そした、ディカプリオの気持ちが本当はどっちなのかは観客の解釈に任せている感じでした。いろいろ考えさせられる作品です。