ちょっとそこで見て、ほっこり、休めるアニメ
本作は、『さようなら絶望先生』で有名な久米田康治先生の作品です。久米田康治先生の特徴は下ネタ、ブラックジョークなど万人ウケするというより、好みが分れる話が多いのが特徴でした。それこそ、『かってに改蔵』の下ネタや『さよなら絶望先生』のメタ発言やネガティブ発言に引き、敬遠する読者、苦手意識を持つ読者もいたのではないでしょうか。本作は、いい意味で期待を裏切られた作品です。
笑える話やギャグ漫画家としての苦悩。『さよなら絶望先生』は基本、一話完結のギャグ応酬という印象が強い中、この作品は泣ける話と笑える話のバランスも良く、ほっこりとする物語です。下ネタなども控え目なため、「え、本当にあの先生の作品なの」と驚かされます。
でも、やはり久米田先生の作品のため、暴走するお父さんの親バカぷりとそれを必死に止めるツッコみ達(主にアシスタント)。時々、ジーンとくるほっこり話もあり、最後にはギャグ漫画家としての信念やら娘への愛情やらが溢れる楽しいアニメです。
12話完結のため、ちょっとした休みにも一気に見れる非常に安定した作品ですので、今日の休日でも見てください。
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