私がクマにキレた理由 / The Nanny Diaries

私がクマにキレた理由 / The Nanny Diaries

『私がクマにキレた理由』とは、ベストセラー小説である『ティファニーで子育てを』を原作とした2007年のアメリカ映画。小説版では続編もある。人気ハリウッド俳優のスカーレット・ヨハンソンが主役を務める。就職活動がうまくいかず、なりゆきで上流階級家族のナニー(子守)になってしまったアニーはその家族に振り回される。自分のなりたいものも分からなかったアニーは、子守を通して目標を考えていく。

私がクマにキレた理由 / The Nanny Diariesのレビュー・評価・感想

私がクマにキレた理由 / The Nanny Diaries
7

最後の爆発的な逆転がスカッとする映画

タイトルからでは、どんな映画なのか見当つかないですよね。これは2007年に公開されたアメリカの映画です。主演はスカーレット・ヨハンソン。主人公のナニーを演じています。ナニーはアッパー・イーストサイドでベビーシッターをすることになります。初めは簡単だろうと高を括るナニーも、ちょっとおとぼけで可愛い。でもそのベビーシッターの仕事は、まさに地獄のようなものでした。ナニーの雇い主は、自分の好きなことにお金をかけて、子供の面倒は一切見ません。これが、アメリカの上流階級の子育てなのか…と呆れました。だからこそナニーを応援したくなりますし、何よりも共感できます。恋愛も禁止、送り迎えの時間もきっちり決められていたりと自由な時間はないけれど、ナニーは子供と仲良くなります。ナニーが仕事をクビになり、最後子供とお別れするシーンは涙物です。そして、このタイトルにあるように、「私がクマにキレた理由」。それは最後に、雇い主である母親に今まで見せたことのないような口ぶりで思いっきりキレるんです。クマのぬいぐるみにビデオを仕込み、そこに叫んで今までの鬱憤を晴らします。今まで言われっぱなしだったナニーの逆転劇です。見ていてすっきりする結末です。