スーパーロボット大戦T

『スーパーロボット大戦T』とは、バンダイナムコエンターテインメントより2019年3月20日に発売されたPlayStation 4、Nintendo Switch用ゲームソフトである。略称は『スパロボT』。キャッチコピーは「命を懸けて護るべき故郷――それは、地球（TERRA）だ。」。さまざまな作品のロボットやそのパイロットたちが登場するクロスオーバー作品「スーパーロボット大戦シリーズ」（スパロボ）の1つだが、『スーパーロボット大戦V』および『スーパーロボット大戦X』と同様に続編の予定はなく、ストーリーも本作のみで完結している。
本作では、男性のサイゾウ・トキトウと女性のサギリ・サクライのいずれかを主人公としてストーリーが展開される。人類が宇宙進出を推進した「黄金の時代」は、正体不明の生命体「宇宙怪獣」の脅威によって終わりを告げた。生存圏を太陽系内に押し留められた人類は、夢、希望、情熱を失い、諦めと退廃の支配する「黄昏の時代」を迎えていた。そんな中。株式会社VTXユニオンの社員であるサイゾウは特務三課の主任に就き、地球連邦軍次期量産機コンペに向けて新型機ティラネードを完成させる「プロジェクトTND」に参画する。サイゾウは新入社員のラミィとともにティラネードのパイロットとなり、様々な敵と戦いながらデータ収集を重ねる。そんな中、前年のガンダムファイトの優勝者ドモンをサポートするために火星行きを命じられた特務三課は、連邦軍が腐敗し、無法がまかり通る現地の状況を目の当たりにするのだった。