マクドナルド物語 ほのぼの店長育成ゲーム

マクドナルド物語 ほのぼの店長育成ゲーム

『マクドナルド物語 ほのぼの店長育成ゲーム』は、2001年にTDKコアより発売されたゲームボーイカラー用育成シミュレーションゲーム。日本マクドナルドとのタイアップ商品であり、5人の店員と協力して実際のアルバイトを再現したミニゲームをこなしながら店長を目指すストーリー。こうした職業体験要素のみでなく、店員同士での恋愛要素なども組み込まれている。
本作の制作にあたり、実際に教材用ビデオ『たのしいマクドナルド』を手掛けた満田雄二も参加した。

マクドナルド物語 ほのぼの店長育成ゲームのレビュー・評価・感想

マクドナルド物語 ほのぼの店長育成ゲーム
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接客業経験者ならトラウマが蘇ること間違いなし

このゲームは駄作としてネタにされていますが、正直なところ接客業経験者である私はこのゲームを笑って済ませることができません。まず客が会計で矢鱈と2000円札を出すところですが、これを見るたびにレジで金額を間違えた経験が蘇ります。レジ点検をするたびにビクビクしていた私にとって、これは拷問以外の何事でもなく、「楽しむための道具」というゲームの基本を思い切り外れた最低の部類です。
また、商品を席まで運ぶサービスを行うミニゲームがありますが、日本のマクドナルドにはそのようなサービスは存在せず、マクドナルドへの冒涜という意味でも目に余ります。私は接客は嫌いですがマクドナルドの味は高く評価しているため、尚更マクドナルドをこのような駄作のモデルにしてほしくないと憤慨しました。
こんなゲームであってもゲーム実況者のネタにされるなど、一抹の役割は持っています。但し、わざわざ中古ソフトを見つけて購入・プレイするほどの価値は無いでしょう。インターネット上でプレイ動画を閲覧すれば十分そこが知れていると分かるゲームですが、もし仮にですが実際にソフトを購入して実機でプレイしたら、それはそれで寧ろ凄いことだと称賛することができます。