Cuphead / カップヘッド

Cuphead / カップヘッド

『Cuphead』とは、2017年9月29日にカナダのインディーゲームデベロッパーStudio MDHRから発売された2Dアクションシューティングゲームである。対応機種はPC、Xbox One、Nintendo Switch。1930年代のカートゥーンを手描きアニメーションにて再現したグラフィックと、可愛らしい見た目とは裏腹の高難易度が特色。主人公のカップヘッドとマグマンという2人の兄弟は、自分たちの命を掛けて、債務者全員の魂を回収する大冒険へと旅立つ。

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Cuphead / カップヘッドのレビュー・評価・感想

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もうプレイした?レトロだけど「新しい」激ムズシューティングゲーム「カップヘッド」は面白いのか?

2017年、リリースされるや否やたちまち話題になったゲーム「カップヘッド」(原題:「Cuphead」)を、
あなたはプレイしたことがありますか?
「カップヘッド」とは、カナダのインディーズディベロッパーのStudioMDHRからリリースされた2Dシューティングアクションゲームです。
レトロなアメリカンアニメーションを彷彿させるかわいらしい絵柄とは裏腹に、
実際にゲームをプレイすると、「エグいくらいの難易度」と話題となったゲーム作品です。
YouTubeでは名だたるゲーム実況者やVtuberがプレイし、さらに人気に拍車をかけ、
2022年に累計600万本を売り上げたカップヘッド。その面白さを2つに分けてご紹介します。

まず1つ目にご紹介したいのが、圧倒的に美しくかわいらしいグラフィックデザインです。
前述したように、1930年代のアメリカンカートゥーンアニメ作品をモチーフとしており、小さい頃テレビやビデオで観たようなアニメ作品を思い起こさせます。
そのため実際にプレイしてみると、まるでカートゥーンアニメの世界に入り込んだ不思議な感覚を味わえます。
3Dアクションが主流となっている令和の時代に、このようなレトロテイストなゲームができるなんて、なんだか新鮮ですね!

2つめにご紹介したいのが、プレイヤーの精神を折るくらいの近年希に見るゲーム難易度です。
ステージの種類は大きく分けて2種類あります。
1つは横スクロールでコインを収集しながらゴールを目指す「ラン&ガンステージ」。
もう1つはステージに現れるボスを撃退を目的とする「ボスステージ」です。
プレイヤーによって得意不得意はあると思いますが、両方とも圧倒的に難易度が高いのです。
ラン&ガンステージもボスステージもとにかく施されているギミックが細かく、
実際にプレイすると目の前のギミックに集中しているうちに別のトラップでダメージを受けてしまうことが多々あります。
また、敵キャラクターの攻撃も非常にユニークで、思いもよらぬ攻撃に思わず手も足も出ない状況に陥ってしまいます。
その上、初期設定の場合はHPの残基が3しかないので、たった3回ダメージを受けてしまうとゲームオーバーとなってしまうのです。
とにかく難易度がシビアなので、初回でのステージクリアはほぼ確実に無理でしょう。
ショップで買えるアイテムを駆使し、無理なプレーはせず堅実にプレイするのがクリアへの近道です。
難しいステージを挑戦するには、それなりの覚悟を持ち、プレイに集中しましょう。

いかがでしたでしょうか。カップヘッドは2人で協力プレーもできるので、友達や家族、恋人と一緒にプレイを楽しむのもいいでしょう。
また、2022年から追加DLCも配信され、再び話題となりました。
カップヘッドをより深く楽しみたい方は、是非ダウンロードしてプレイしてみてください。

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まるでアメリカのカートゥーンアニメ!?グラフィックが何より魅力的なCuphead

Cupheadは1936年にStadioMDHRから発売された …という「設定」で、2017年にXBOXONE、PCで配信されたゲーム。2019年にはSwitch版も配信され、日本語にも対応した。
最も特徴的なのはそのグラフィックで、1930年代のアメリカのカートゥーンアニメを再現した温かみのあるグラフィックが動きに、動きまくる。多様なキャラクターには使いまわしがほとんどなく、手書きのアニメーションがこれでもかというほど用意されていて、新しいステージに進むたびにそのアニメーションに関心させられる。更に、画面には昔のテレビ特有のちらつき(ノイズ)を表現として入れたり、サウンドも1930年代当時の雰囲気を出していたりと、より演出を際立たせる工夫がなされている。
ゲーム内容はRUN&GUNというシステムで、端的に言えばロックマンのようなもの。ただしステージの多くはボス戦のみになっている。中には右に右にと駆け抜けるものもあるが、比率で言うと3割程度。
このゲームはとにかく難易度が高く、初心者にはあまりお勧めできない。しかし理不尽なゲームというわけではなく、何度もチャレンジして対策を考えればクリアできる絶妙なバランスになっている。ショップで新しいショットや、冒険を助けてくれるお守り(HP+1や、ダッシュ時に無敵等の効果がある。同時に1つしかつけることは出来ない)を手に入れたり、冒険の途中で手に入る必殺技があるので、ボスによって組み合わせを変えて攻略するのも楽しい。
ローカルプレイでは二人プレイに対応している。ゲームの内容自体は特段新しいことはないが、昔のアニメのような画面をゲームとして操作できるのは新鮮な気持ちになれるだろう。ボリュームはそれほど多くはないが、アニメーションの凝りようを考えれば2000円は安すぎると感じた。ゲームに自信があるなら是非挑戦してみて欲しい。プレイしているうちにグラフィックにも魅了されるだろう。